2012年2月29日水曜日

活性化のバロメーター

教会の記念誌が進行している。で、座談会の中に興味を引く発言があった。
N兄 K牧師のころは「月報」が重要な位置を占めていましたね。発行されると毎回礼拝の報告で経過や内容が委員会から報告され、午後に合評会があったと記憶してます。

牧師 残されている月報を見ると、信徒会の報告があり、役員会の議事録があり、メッセージの要約があり、寄稿があり、ニュースがあり、大変盛り沢山ですね。

K兄 とても緻密で、月報には力点が置かれていたんですね。

N兄 当時は月報に大変なエネルギーが注がれていたと思いますね。執筆者を予定してみんなで書いていた。

O姉 今は大体決まった人が書いていますが、月報はやはり手分けしてみんなで書いたほうがよいと思いますね。
教会の歴史の中でK牧師の時代は「黄金時代」と言えるほど受洗者が多かった。
恥ずかしながら月報担当者にもかかわらずK牧師の時代の月報はまだ読んでない(反省!)


本が売れないという話が出てから10年以上が経つ。様々な要因が挙げられてきたが、とどのつまりは社会が活性化してないからなのだろう。outputがないからinputもない。

DTP・印刷業界に入って当初にやっていた仕事は社内報、PR誌の割付、版下だった。当時、関っていた社内報、PR誌はまだ続いているのだろうか? 仮に続いていたとしても内容は充実しているのだろうか?

不況になると真っ先に削られるのが企業の宣伝費。社内報、PR誌が槍玉に挙げられる。お金が出るばかりで一銭の収入もない。経済原理ではそうだ。けれど目には見えないエネルギーの伝播が紙にはある。ニワトリが先か、卵が先かになってくるが、教会月報に限らず、社内報、PR誌が活性化すれば社会は活性化してくると信じてる。まだまだ月報に注ぐエネルギーが足りないな、自分。

2012年2月28日火曜日

epubをパロって課金する

例えば下記のような官能小説があったとする。引用元はコチラ
杏奈はコクンと小さく肯いた。わざわざこんなオーディションに参加したくらいだから、ある程度の覚悟はあるようだ。矢崎は彼女の絹肌の感触に感動した。ほんのりと温かみがあり、フルフルと柔肉が震える。太ももの内側を撫でると、ピクンピクンと感度の良さが伺えた。
「どうしたの?」
「あぁ・・だめぇ・・」
膝がガクンガクンと砕け、杏奈は可愛らしい小さな手で矢崎の愛撫を止めさせようとした。その仕草があまりに愛らしかったので、矢崎は涎を垂らさんばかりに興奮した。
第三者的にそれなりに読める。で、より興奮し、面白く読むために登場人物を身近な人物に置き換えるとどうなるか。
m-nonはコクンと小さく肯いた。わざわざこんなオーディションに参加したくらいだから、ある程度の覚悟はあるようだ。j-dashは彼女の絹肌の感触に感動した。ほんのりと温かみがあり、フルフルと柔肉が震える。太ももの内側を撫でると、ピクンピクンと感度の良さが伺えた。
「どうしたの?」
「あぁ・・だめぇ・・」
膝がガクンガクンと砕け、m-nonは可愛らしい小さな手でj-dashの愛撫を止めさせようとした。その仕草があまりに愛らしかったので、j-dashは涎を垂らさんばかりに興奮した。
例にあげたm-non、j-dashは架空の人物です。ですから適当に知っている人物を入れてください。原作とは違った面白さが味わえるはずです。


アマオカさん
電子書籍のアイテム課金モデルってどんなんがあるんだろ。モザイク消しとかそういう感じになんのかな。
って呟いてから、紙をそのまま電子書籍にして何の意味があるのか? 何か付加することができないのか?ってことを考えていたら、ふと高校時代、クラスメイトの鎌野君がエロ小説を書いていたことを思い出しました。登場人物はクラスメイト。大笑いで回し読みしてました。鎌野君は登場人物に追い掛け回されてましたがww

要はオリジナル無料。登場人物、場所、会社名等の置換有料のビジネスモデルです。
まぁ絵本などで人物の名前をこどもの名前に置き換えて印刷するオンデマンド印刷がありましたけどね。成功したかどうかは知りません。

追記:そういえば作家の伴野朗さんは新聞記者との二束わらじを履いて作品を出していたが、作品の中で上司と同じ名前を登場させ、殺していたなんて話を聞いたことがあったww

2012年2月21日火曜日

絶版~何のためのデジタル化なのか


サイトで紹介された本を無性に買って読みたくなる時がある。で、Amazonで検索すると絶版。しかし幸いにも定価 2730円(税込)が送料込みで3355円で出品されていた。JScriptハンドブックがそれだ。
絶版のため中古本が定価よりも高く売られていることはAmazonではよくある。
以前にも「Illustrator 10 自動化作戦 with JavaScript」 著者:古籏一浩 ・定価:2730円(税込)が8000円近い値段つけられていたことは昔のblogに書いた。今でも定価を超えた価格でこの本がAmazonで売られている。価格はともかく読めないという最悪の事態が避けられるだけでもAmazonで売られていることは正直嬉しい。

しかし、しかしだ。古籏さんの本が発行されたのは2004年、今回の本は2005年。どちらもDTPで作られているはずなのでPDFやepubにして販売するということは可能なはず。でもされてない。著作権などがネックになっているのだろうか?

DTPの当初からワンソース・マルチユースが謳われてきた。しかし消費者はその恩恵に浴していない。結局、デジタル化というのは製作コストの削減だけで役目を終えたかの感すらある。
Amazonで売られていない場合はyahoo!オクで手に入れるしかないのないのだろうか?(出品されてればの話)

消費者側としては絶版はしかたない。ならば中古本、オンデマンド本、epub本といった選択肢が欲しいところ。で、その中でどれを選ぶの?と問われれば、価格にもよるが、1に中古、2にオンデマンド、3にepub(pdf)になるんだよな。

2012年2月19日日曜日

拡張子jsとjsxの違い

当初、やろうとしていたことがありました。で、分からない用語が出てくる度に調べ、また分からない用語が出てきて調べる。そんなことを繰り返しているうちに当初の目的からどんどん離れてきましたが、基本の基本に近づいてきた感覚がありますので、このまま続けます。急ぐ旅でもないしね^^

今の今まで、拡張子jsとjsxの違いはCSはjs、CS2以降はjsxとバージョンとアイコンの違いだけだと思ってました(恥


【番外編】JavaScriptとJscriptの違いがその違いです。
(と、言い切っていいよな。。。)Jscriptが拡張子jsです。主な機能は
・Jscriptはデスクトップでも動く
・Jscriptはファイル操作もできる
・Jscriptは他のアプリを操縦できる
んっ? この機能ってVBSに(ry
今までMacのAppleScriptにあたるのがWinのVBSだと思ってまして、JavaScriptはアプリケーション内の制御のみと捉えてました。とは言ってもどちらの言語も使えません(滝汗 
CS2以降でもJscript(拡張子js)は動くんですね。そりゃそうだ、デスクトップのファイル操作だけを使っている分には。

JscriptはWSH(Windows Scripting Host)のことでwindowsに標準で搭載されてる機能です。

非常に便利なJscriptなんですけど注意が。。。ExtendScript Toolkitに書いて拡張子js保存したものを動作させようとすると↓のエラーになります。


エディターで書いたものはOKなので(何でこうなるのか?)と調べる。
エラーになったjsの拡張子をtxtに代えて、再度jsにしてもエラーになります。エンコードの種類がUTF-8になってるからなんですね。


Shift-JisにすればOKです^^ ESTKで書かれたものはUTF-8でエンコードされてるみたいです。

2012年2月15日水曜日

伝説の守衛長

勤務先で先輩同僚たちの間で度々話題に上るのが、前々守衛長だった荻野氏。
給料の未払いが1年近く続き、去年の3月に会社を去ったのだが、同僚の方々の評価はすごぶる良い。
自分はお会いしたことがないため勝手に『伝説の守衛長』と呼ばせていただいている。

警備会社は2社目なのだが、以前のところと雰囲気は大違い。
以前のところは他人の粗捜しをして上に報告、点数稼ぎの風潮が蔓延していたのだが、今の職場は互いに助け合う、かばい合う。正直、ここを離れたくないと思う。

この雰囲気の違いは事業所規模の違いだけで醸し出されるものではないだろう。

前回のところは60人規模ということもあり、細部まで目が届かなかったためなのか、粗捜しが得意でチクる連中が重用されてきた。
ひとくちに警備といっても部署によって負担が極端に違う。酷暑、極寒の中の立哨に対して、本部に座ってダベり、たまに巡回に出て隊員の粗捜しをする本部勤務があった。そしてどちらも同じ給料。同じ給料ならラクできる本部勤務になろうと粗捜し、チクりが横行していた。そして残業代が稼げるのも本部勤務のみ、体力的にも本部勤務ならさほど苦にもならんしね。

組織が大きくなるとトップは細部まで目が届かなくなり不安になり、報告を小まめに上げる部下を重宝するのは理解できる。問題はその先にある。以下(ry

今の事業所は15人規模ということもあり、トップの目が細部に届く範囲にある。しかし、規模の違いだけでここまで雰囲気は変わってくるとは思えない。60人規模であれば4つに分けて構成することが可能であり、事実、以前のところも似たようなシステムを取っていた。

やはりトップの資質によるものなのだろう。

違う事業所から移ってきた警備員が夜、寝酒の酒を買いに行った時、締め出したという話を聞いた。
その警備員は今も同僚としている。そして伝説の守衛長を慕っている。
『もし』荻野守衛長がいたならば、入札にはならなかっただろうという声も聞こえてくる。

一度、お会いしてみたいものだ。

2012年2月9日木曜日

パイの奪い合いの結果

入札の結果、3月いっぱいで契約が終了することとなりました。

mixi日記にも書きましたが、競争原理社会に

「雇用の安定はない! 収入増加もない!」

といったのが末端にいる感想です。パイそのものが成長しているのなら話は別ですが、パイの成長が止まった、もしくは縮小している業界では激しい競争にさらされます。入札がそれです。

大口取引先が他社に奪われたり、もしくは極端に値段を下げられたりするとリストラが始まります。今までいたDTP・印刷業界がそれでした。それに抗うように上層部と大喧嘩の末、クビになったこともありました。

今回の入札も価格で決まったようです。社長曰く「あの価格ではやっていけない」です。
で、入札(プレゼン)に関する勝手な考察に書いたように居抜きという形で残る場合、当然、雇用条件は下げられます。そりゃそうですよね、安い価格で受注したわけですから。まだ「居抜き」の話はきてないのですが、多分ないでしょう。登録型派遣中心の警備会社ということですから。

パイが一定の場合、ゼロサム社会となり、ある者が利益を得るとその利益分だけ誰かが不利益をこうむることになるのですが、パイが縮小する場合(ry

書きたいことは山ほどあるけど、まだ頭が混乱して整理がつきません。ただはっきり言えることは、成長のない業界に身を置く人たちは「雇用の安定」と「収入の増加」に背を向けて生きていくしかないのでは?ということです。成長業界に移れる人は移った方がいいと思いますが、それとていつかは成熟産業となってきます。年齢のいった人は移ることそのものが難しいでしょう。

いゃもぅ、ここまでくると落語の「長屋の花見」のように貧乏をとことん楽しむ発想の転換が必要となってきます。今まで当たり前のように受けていた「雇用の安定」と「収入の増加」を捨てることによって、本当に大事なものは何なのかが見えてくる気もします。

2012年2月2日木曜日

教会(協会)月報作成のポイント

今月も無事、教会月報を出せました(^^;A 教会月報コンテストなるものがあれば、金賞はいただけるものと確信してます。長年、DTPに携わっていたものの、教会月報を手がけるようになったのは4年前からです。自分なりのこだわりやコツも出てきましたので、なにかの時の参考にでもしてください。

以前の状態の月報は自由投稿。当然、積極的に書こうという人は出てきません。牧師の巻頭言だけで完結してしまうこともしばしば。月ごとの投稿者割り当てをしても原稿はなかなか集まりません。

組織改編で自分が担当になり、やったことはアナログからデジタルに替わっただけ、中身は変わってません。原稿の集め方が従来通りでしたのでなかなか集まりませんでした。仕方なく自分でネタを漁り書いてました。自分のblogではないので、このやり方はよくないのですが、ただこのことに触発されて自主投稿が増えてきました。しかし、これも一過性のもの。再び投稿が集まらない事態に。。。

一年前からやり方を変えました。従来は教会員の近況報告のようなものを投稿としてお願いしてたのですが、「書く」という作業が苦痛で苦痛で仕方ない人がいるのです。無理強いはできません。これも賜物による違いなのかも知れません。 そこで投稿を活動報告に変えました。教会ではクリスマス会、バザー、修養会など様々なイベントが毎月のようにあります。そしてイベントに複数の方が関わっています。その中で書くのがさほど苦にならない方にレポートを書いていただいてます。写真を大きく載せれば4-5行で済む場合もあります。以下はポイントです。

読者をイメージしてvividに
極端な話、今の教会員が読むだけでしたら月報なぞ出さなくていいんです。皆が情報を共有してますから。でも教会員であっても教会を離れて活動している人がいますよね、宣教師とか神学生、他教会に転会された方。その方々に今どうなっているか知ってもらいたいのです。そして未来の読者、自分であり、これから教会に来られる方です。

判型はB5、ヨコ書き
異論もあると思いますが、見せるか読ませるかによって判型は変わってきます。写真集のように見せるものは判型は大きいほうがいいでしょう。一方、読ませるものは文庫のように判型がコンパクトなものほど読みやすくなりますね。
タテ書きかヨコ書きかなのですが、アルファベット使用を前提にすれば横書きにならざるを得ません。縦組みで美しい和欧混植の組版に出会ったことがありません。
まぁ、そんなこんなでB5ヨコ書きにしました。

ノドあきは20+20mm
見落としがちなのがここです。機関紙は必ずパンチしてファイリングします。パンチした時に文字や写真が欠けない設定にしてください。版面設計の天、地、小口のアキはまずノドあきを決めてからがいいでしょう。

基本本文はMS明朝、11pt、23pt送り
現役のDTPerから異論が出るような設定ですが、以下の理由でこうなりました。
自分以外の人が編集できる環境の構築。以前はOpenOfficeで作成してましたが、これとてバージョンUPがありますので「パーソナル編集長」を購入。使用フォントもフリーフォント使用することで、いつでも引き継ぎができるように。
で、意外とお気に入りなのがMS明朝とMS P明朝の混合使用。文字詰めをしたい時、アプリではなくMS P明朝に変えて詰めたりしてます^^
11pt、23pt送りはいくつかサンプルを作り、教会員に選んでもらった結果です。逆にこれくらいポイントが大きく、行間が開いてますと文字数が多い場合、ポイント下げ、行間を狭めて調整しても読み辛さなく収まりますので編集が楽です。
文字数の少ない場合は、写真、イラストなどをデカデカと入れてください。

写真はUPで
イベントがあると参加者全員が入った記念写真を撮ったりしますが、この写真を使用するのはお薦めしません。個人のUP写真を使用してください。違いは一目瞭然です。自分の教会にある印刷機は性能が低いので、集合写真ともなりますと誰なのか分からなくなってしまします。

本文書体、見出しを変える
基本本文はMS明朝、11pt、23pt送りなのですが、全ページこれでやったのではメリハリがなくなります。ですから投稿によっては10pt、20pt送りにしたり、ふい字などのフリーフォントを使ったりします。

まずはこんなところでしょうか。