2012年12月27日木曜日

デザインの定義

カエサルの言葉に「人は自分の見たいものしか見ない」というのがあります。
で、いろんな本を読んでも記憶に残るのは結局、自分の見たいもの(探してるもの)がそこにあるかどうかなのです。

ブックオフにて105円コーナーで「100の悩みに100のデザイン」(南雲治嘉)に出会いました。

いや~いいですねぇ~、この本。自分がおぼろげに感じていたデザインという言葉をはっきりと定義されてます。以前からデザインはモニターに向かうことではなく、営業は顧客をデザインする。経営者は会社をデザインする。主婦は生活をデザインする。と考えてました。
まぁきっかけは師匠から「仕事をデザインしろ」と言われたのが15-6年前。その言葉に目が開かれ、以来デザイナーばかりがデザインするのではないと感じてました。


以下はいくつか抜粋

・デザインの本質は問題解決
・目的のないデザインはデザインではない
・デザインは価値をしっかり把握することから始まる
・デザインができないというのは優先順位のつけ方を知らない
・デザインは問題をシンプルにする
・デザインは確実な効果を手に入れるため複数の方法を考える
・勉強の過程はデザインの過程そのもの
 目的の設定→コンセプト→テーマの絞込み→情報収集→実施プラン→効果測定
・段取り、これこそがデザインそのもの
・デザインが成功するかどうかは、何よりもその準備にかかっている


とりわけ印象に残ったのがミス防止プログラミング
人の仕事の進め方には二通りあります。慎重タイプとおおざっぱタイプです。そして、これらはさらに、行き当たりばったりタイプと先を見越すタイプにそれぞれ分かれます。この中でいちばんミスが多いのは、おおざっぱで行き当たりばったりタイプの人です
典型的なO型のオレじゃねーかよぉ~(号泣

で、原因と解決法を見て納得しました。

派遣になってから異常なくらいミスが増えました。大手下請けの派遣は仕事が細かく分業され全体が見えません。やってますとDTPではなくライン作業という感じです。
ミスの原因はここにあったのです。
全体の流れを把握できていない。仕事の内容の大要が理解できていない。です。

解決法はイメージ力を身に付ける。
全体の流れをイメージする。次の工程をイメージする。仕事の終了をイメージする。です。

まぁライン作業的DTPに戻る気はありませんが、イメージ力が何においても大切だと感じさせてくれた一冊でした。お薦め、とにかく読め!と言い切っちゃいます。



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